心も体も生き生き元気に 

日々の出来事の中から、心と体が元気になるような記事を書いていきます

親としてまた一歩

子供の、大学卒業を前に、下宿先を引き払いに行っておりました

4年間住んでいた部屋

見慣れた町

歩いた道

 

親元に住んでいた高校までとは違い、

大学での4年間は、色々な思い出があることでしょう

自分の暮らし自体が大きく変わり

そして、この日

また、その生活から離れる

 

本人は何を考え、何を思うのでしょう

私には、一人暮らしの経験が無く、想像することも難しいです

本人の身になってみると、複雑な気持ちだろうと思います

 

が、そういうことは一切考えずに

淡々と作業をしました

いるもの、いらない物をどんどん仕分けて

いらない物とゴミを捨てに行きます

粗大ゴミを持込で処理してくださる施設があるのは助かります

同様に、一般ゴミも持込で処理していただきました

ありがたいことです

 

必要なものは、乗っていった、ワンボックス車に積み込みます

限られたスペースに、壊れ物、丈夫な物などを積んでいくのですが

この作業が、大変ではありますが私には楽しくもありました

パズルのようです

上手く組み合わせて入れて行かなければ、全てを積む事ができません

丈夫なもの、重いもの、壊れ物、軽いもの

つぶしても良い物、駄目なもの

私達人間のスペースも確保しつつ

考えながら、隙間を作らないようにびっしり積み込みました

出来栄えには、ちょっと満足

 

感傷に浸る間もないくらいに、あわただしく作業し

ガスなどの手続きを済ませ

最後、不動産屋さんの確認

担当者さんは、4年前、部屋を決めるときに担当していただいた方でした

偶然なのか、そういうものなのか分かりませんが

ものすごく懐かしさがこみ上げました

 

ついこの前、この方とお会いし、

色々な部屋を案内してらったように思えます

そのときの会話も鮮明に沸いてきました

ああ、もう4年が過ぎたのか

あっという間だったなぁ

この方にお会いし、ちょっと感傷的になりました

 

とはいえ、私はただのお手伝い

複雑な感情を持つのは子供のほうでしょう

気持ちを切り替えて、岐路に着きます

 

不動産屋さん、私の車のナンバーを見てなのか

「北海道まで大変ですね」

私の車、”尾張小牧”です

たまに、北海道と間違われます

「愛知県です」

最後に、笑いもありながら、出発

 

時々訪れた、この町、この景色ともお別れです

4年間の一人暮らしと、学生生活

お疲れ様でした

そして、社会人として働き始める時が、すぐ目の前に来ています

 

よくここまで、やって来ることが出来たものだなぁ

本人も、私達親もです

無事、仕送りも続けることができました

感謝しかありません

 

就職先へ出て行くまでの、少しの間

つかの間の、親子同居です

もうすでに、旅立って行った上の子供のときも同じでしたが

帰ってくるときは、良いのですが

春、旅立って行く時は・・・・・

 

いくつになっても、子供は可愛いもので