心も体も生き生き元気に 

日々の出来事の中から、心と体が元気になるような記事を書いていきます

心の時代より

NHKの番組、心の時代

毎週録画をして見たい時にゆっくりと見ています

 

その中で、最近心に響いた話の紹介です

仏師の方を取り上げた回でした

自作の仏像マンダラに囲まれて というものです

 

仏師、木彫りの仏様を作っている人です

色々な方に弟子入りし、伝統的な仏像作りもされますし

ご自分のオリジナルな仏像も作っておられました

 

その中で、師匠からの言われたことに

「木の中には、すでに仏がいる。我々は、余分なものを取って行くだけ」

と言うような話がありました

 

登場されていた仏師の方も

「木を見ながら、木に合わせて仏様を彫る

  初めかららこうしよと決きめているのではない」

と言うようなことをおっしゃいました

良い話だなと思って聞いておりました

 

仏教の教えに

全てのものに仏性がある

というものがあります

 

私自身、魂として、自然界の全てが、つながった存在であると思っています

人はみな魂があり、魂は何回もの転生をしながら生き続けている

魂は、全てを知っている

この魂は、人だけでなく動物も植物にも存在し

みな、つながっているのだと思っています

魂は、宇宙とつながっていて、我々や自然の全てを創造したものとつながっている

魂は、神や仏と言った存在にもつながっていて

全てが、仏とつながった存在と言えます

 

木も、仏性を持っていて

感じる方には、それを感じることができ

木の中から、仏様を表現することができる

 

仏像は、仏性がこもったものだと思います

だから、ひきつけられる

そして、ひきつけられた方たちの祈り、念仏が

更なる仏性を引き出しているのではないかと思います

 

また、仏師さんは、技術だけではないと言っていました

技術がなければ創れないのは当然ですが

技術だけでは、表現できないものがある

 

まさに、木の持つ仏性のことでしょう

木の持つ仏性を

その木の、本来の形で表現する

仏性が、最高に表現されることが必要なのでしょう

 

私自身にも、ささやかではあるかもしれません、仏性があるはずです

内なる仏性に気づき

その仏性を発揮できるようになることができたら

どんなに素敵かと思います

 

ただ今は、信じるのみです私の中にも仏性があり

私次第で、その仏性はどのようにでもなると

 

内に隠れたまま表に出ることがないということにならないように

仏師さんが、余分なものを削っていくように

私も余分に身につけてきてしまった

価値観、考え方、物の捉え方などを

一つ一つ、とって行きたいと思います

 

余分なものを剥がしていった先に

仏性が見えてくると信じて