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花森安治の仕事 -デザインする手、編集長の眼 行ってきました

花森安治の仕事 -デザインする手、編集長の眼

碧南市藤井達吉現代美術館(愛知県)へ行ってきました

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花森さんと言えば、朝の連続テレビ小説とと姉ちゃん

私も、毎回見ておりました

その中で、唐沢さん演じる、花山さんは、すごく気になる存在でした

今回、この展示に行くことができてとても良かったです

 

と申しますのも、今回の展示のことは、まったく知らなかったのです。

昨日、花桃の里へ出かけ、ドライブの途中に立ち寄った木地師の里

生地屋やまとさんの、小椋さんに教えて頂かなければ、行くことはありませんでした

人のつながり、人との出会いに感謝です

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さて、展示についてです

私達が、行ったのは土曜日の午後2時近かったでしょうか

美術館隣接の駐車場は満車、少し離れた臨時駐車場も満車

もう少し離れた、碧南市臨海公園駐車場に車を止めました

電車で訪れておられる方も多く、美術館は、とても賑わっていました

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チケットを購入し、いざ

展示室の入り口には、花森さんが手がけた、暮らしの手帳の表紙がずらり

第一号から、お亡くなりになり最後の物まで全てが並びます

絵の変化、絵から写真へ、また、花森さんのサインも変化

色々楽しめますし、この表紙から伝わる何とも言えない思いがあり

しばし足を止めました

 

展示室内は、第一章から5章と分かれ

学生時代から、晩年まで分けた展示がされていました

暮らしの手帳の表紙の原画の展示

暮らしの手帳の原稿の展示

暮らしの手帳の中吊り広告の展示

また、晩年取り組まれた戦争についての取り組み

孫娘さんに宛てたかわいらしい手紙まで展示されておりました

 

花森さんが描かれた表紙の原画、素晴らしい出来で

表紙というよりは、絵画

絵として素晴らしいと思いました

また、挿絵など花森さんが描かれたものも、とても細かく描かれていて

表紙や、イラストなどを書いているだけでも相当な尽力だったと察しがつきます

それだけではなく、記事も書いておられますし、編集もされていて

この方、いつ寝ていたのだろうと思ってしまいました

 

晩年の展示の中に、花森さんの肉声が流れている部屋がありました

心臓を患い倒れた後、部下のカメラマンを指導されている声でした

非常に激しく怒鳴っているような場面でした

しかし、そこに込められた熱い思いに足が止まり

約20分のテープを全て聴いていました

 

語られている内容は、

取材対象の方を写真で如何に映し出すかと言うこと、

カメラマンとしての心得などでした

花森さん自身、自分の体調や、残された時間を考えたのでしょう

後に残るものを育てたい、自分の思いを伝えたい

降らしの手帳を思う心が、溢れていて、心を揺さぶられました

 

部下に対するこの声と、優しい表紙の絵、イラスト

孫娘さんに宛てた手紙のやさしい文面

同じ人物とは思えないほど違いがあります

 

今回の展示を見た私の感想を次回、書いてみたいと思います