少し前になりますが、NHK心の時代に
末期のがん患者らが最期の時を過ごすホスピス病院にて
病院のチャプレン(牧師)として、死を前に葛藤する患者の言葉を聞き、
多くの人々をみとってきた藤井理恵さんが出演されていました
お話の中で、藤井理恵さんが、患者さんの話を紹介されている場面で
手放さなければ、前に進めない という言葉がありました
脳の手術後のリハビリをされている患者さん
半身に障害があり、片方の手足の自由が利きません
手のリハビリをする中で、やっと物をつかむことが出来るようになったそうです
しかしながら、つかんだ手を開くことがまだ出来ない
そうしますと、手すりにつかまりながら、歩行のリハビリをするとき
やっとつかむことが出来るようになった手で、手すりをつかんで立つことが出来ても
離すことが出来ませんので、その場から一歩も前に進めない
その場面での言葉なのですが、
この言葉は、この場面をあらわすだけではありません
私自身、昨日のブログに、欲について書いているのですが
手放すことが難しくて、前に進めない状況があります
自分という、自分で思い込んでいる自分像にしがみついていて
今の自分から先へ進めない状況
思い込み、欲、価値観、考え方、捉え方・・・・・
そういったものに支配された、今までの自分
手放すことが出来ないものが多くありすぎます
その、多くのものが私自身の前進を、妨げてもいます
頭では理解できても、実際に手放していく作業は難しいものだと痛感します
それでも、手放していくことが出来たらと思っています
心が軽く広くなっていくように、新しい自分に変わっていくことを楽しみに