亀山インター近くまで、一般道を使って走っていました
すると、関駅に突き当たりました
丁度トイレに行きたくなり、駅のトイレをお借りしました
これも何かのご縁、駅の観光案内を覘いてみますと
関宿のパンフレットが置いてありまして
担当の方が無料の駐車場など丁寧に教えてくださいました
この日は土曜日、マルシェも開かれているそうで
関宿を散策する事にしました
古い町並みの街道に、お店がちらほらとあります
その中で、ふと立ち寄りましたのは鍛冶屋さん
店先におばあさまが一人ちょこんと座っていました
そこには、包丁が何本か並んでいました
菜切り包丁、出刃包丁、刺身包丁
気になってお店の中に入らせてもらいますと
昔ながらの道具が並び
金属を溶かすための釜と言うのか炉というのか分りませんが
火を起こしておく場所があり
プレスする機械があり
刃物を叩く台や、ハンマーがありました
おばあさまも手伝いながら、鍛冶屋を営んでおられたそうです
はっきりとお聞きできませんでしたが、
だんな様が作っていかれた包丁を、在庫があるだけ売っている
ということは、もう旦那さまはお亡くなりになられたのかもしれません
味わい深い包丁が、とても安く売られていて
おばあさまとの会話も弾み買いたくなりました
実は、手作りの包丁を持っているのですが
そのおばあさまが、だんな様と作った包丁を使いたくなりまして
一本買わせていただきました。大事に使用します
ふらふらしていますと
月に一回だけのあんぱんの日と書いた看板があります
月に一日しか売らないパンと出合いました
これもご縁です。あんぱんと、あんドーナッツがありましたので
一個ずつ購入しました
また、歩いていますと、お茶屋さんがありました
お茶好きの私は、つい立ち寄ります
お店の方もお話をしてくださいまして、試飲もできました
気になるお茶を二種類出していただきました
お話をしながら試飲もさせていただき
気に入ったお茶を買う
なかなか良いものです
宿場町を訪ねることもたまにはありますが
あれこれと買ってみたくなったのは初めてかもしれません
大きな宿場町ではないのですが
それが、かえって良いのかもしれません
素朴な町と、素朴な会話、そうしたものが身にしみた関宿でした
ｎ
