８月１２日 大原三千院へ出かけました
本来であれば、この日は万灯会が行われますが
今年は新型コロナウイルスの影響により中止でした
しかし、と言いましょうか
この日は、往生極楽院にて法要がありました
午前中は、経木塔婆に願意を記入し
往生極楽院の中を一周するものでした
私も願意と名前を記入し
往生極楽院へ入りました
僧侶の指導の下、自分の想いを感じながら
ゆっくりと往生極楽院の中を一周いたしました
塔婆を持ち、歩き始めますと
何とも言えない感動が沸き上がってきます
スポーツに打ち込む人々の感動的なシーンを見たような
ヒューマン映画の感動シーンを見たときのような
勇気づけられるような、励まされるような、
素晴らしい言葉をかけていただいた時のような感動です
思わず胸が熱くなり涙があふれだしそうになる感動です
その感動はいったい何だったのでしょう
特別な体験をしていることに対しての感動なのでしょうか
阿弥陀三尊の近くを歩いている感動なのでしょうか
なんだか、そうではないようです
このお堂が発する波動、
そうしたものが私の身体に伝わり
私の内面からあふれ出たものと思われます
お寺という場所は、自分に気づかせてくれる場所です
思わぬ自分にハッとすることがあります
それは何かのヒントが与えられたように気づく場合があり
自分の内面に気づかされたりする場合があります
しかし、今回は自分では気づかぬもの、不思議な感覚です
言葉や気づきではなく、揺さぶられるような・・・・
何の言葉もなく、感動的な場面があるのでもなく
それでいて私は感動しています
初めての感覚、言葉ではうまく言い表すことができません
この体験から数日が過ぎていますが、
少しづつ、その意味が分かってきたように感じます
私のこれまでのお寺での体験を超えた感覚
とても貴重な感覚に出会えました
大好きなこのお寺が、ますます好きになりました
