御本尊開眼法要、開山式、晋山式というもの
そのどれもが初体験でした
完成したばかりの真新しい仏像の開眼法要に始まり
開山式、晋山式と厳かに執り行われていきました
大僧正といわれる位のとても高いお坊様方が並びます
普段はお会いする事のない方ばかりです
お線香の良い香りが広がってくる中で
緊張感のある行事が、一つ一つ執り行われます
無事に開山、晋山式が終了しますと
慶讃奉納が行なわれました
先ほどまで式に携わっていらっしゃった僧侶が
素晴らしい太鼓を披露されました
太鼓というものは、腕の力によって叩くものだと思っていましたが
そうではなく、足腰の強力な力によって行なわれるものでした
バチを振る腕の動きよりも
ひざの動きといいますか、足腰によって身体を動かしながら
その力をバチに伝え太鼓を叩く感じです
しっかりと踏みしめる足が、畳に食い込みそうでした
続きまして、奉納されましたのは、観音舞でした
新たに住職になる僧侶の美しい声で読まれていく声明
声明の響きにあわせて舞い踊る姿は、美しく
先ほどの太鼓の動に対して、静かなる静でした
力強い男性の動の奉納と
美しい女性の静の奉納。新たなお寺の始まりに
儀式とはまた一味違った色が添えられ
これからの新しいお寺の姿、というものを感じました
この新たなるお寺の出発に立ち会えたことは
私の素晴らしい思い出になります