お導きを感じまして
南宮山山頂へ向かってみました
南宮山ハイキングコースと書かれています
ハイキングなら、楽なのかなと思いきや
なかなかキツイ坂ばかりでした
入り口も金網で、開けたら閉めるようにと書かれていました
ハイキングコースの立て看板を目印にいざ山頂を目指して見ます
ところが、すぐに道を間違えてしまいました
看板は立っていたのですが、
ハイキングコースと書かれているほうに二つの道が
片方は、山へ登っていく細くて急な道
片方は、車も通れる広くてなだらかな道
暑さでボーっとしていた私は、楽な道へ進んでしまいました。
その道は、作業道でした
歩き始めて、しばらく蜘蛛の巣に引っ掛かりました
普段なら、この時点で間違いに気付くところです
先ほどお話しした御夫婦が通ってきたばかり
蜘蛛の巣が張っているはずがありません
しかし、判断能力の落ちている私はそのまま進んでしまいました
当然どこにも行く事はできず
不破高校近くにやってきてしまいました
道は無くなり行き止まりです
再び戻ります、かなりの時間をロスしました
しかし、道を間違えたおかげで、鹿に出会いました
私が近づいたことで逃げていってしまいましたが2頭でした
鹿の姿を見られたことでOKとしました
暑さと急な登りにかなり体力を奪われました
持っていった水もどんどん減ってしまいます
熱中症の危機さえ感じます
真夏のハイキングは、もっと慎重であるべきですね
昔、この地に薬師堂があったようです
今日の無事を御薬師様に祈ります
やっと看板を見つけたと思ったら、まだ20分と書いてあります
挫折しそうなほどの暑さの中、まだ三分の二の場所です
まだ後三分の一が残っていると思うとガッカリしました
注連縄が巻かれた木を発見
御神木なのでしょう
エネルギーをいただこうと立ち止まり手を当ててみました
少し気持ちを持ち直しさらに進みます
やっと神社に到着です
高山神社と、子安神社です
この二社に参拝しておりますと
スーッと疲れが消えていきました
先ほどまでドクドクと早く大きな鼓動でしたが
その鼓動も落ち着いていました
本当にありがたいことです
きっと山頂は近いと言い聞かせ更に進みます
しかしここからも、しばらく急な坂があります
まだ着かないのでしょうか
すると「もう少し」というささやきが聞こえました
そうなんですかと思い、進むと、また急な坂が
「急な坂はこれが最後」という声がしました
その声を信じて進むと、本当にそれが最後の坂でした
頂上では、風が吹きぬけ、
今までの暑さがうそのような涼しさでした
名古屋駅前のビル群も良く見えました
諦めずに登りきって良かったと本当に思いました
さて、それでは帰ろうと思いますと
私の前に鹿が現れました
じっとこちらを見ています
私は、神様が来てくださったのだと思いました
今回の南宮山、良い体験になりました
諦めずに進みなさいと言われているようでした
諦めずに一歩一歩進むことで、ゴールすることができる
ゴールする事の気持ちのよさを久しぶりに感じました
諦めずに一歩一歩進むことの意味を改めて感じました
そして、神様が守ってくださっていることを
神様という存在が近くにいてくださるということを
再確認させていただきました
帰り道スッキリした気分で、戻ることができました