これだけ長く月を眺めたのは久しぶりのこと
普段見られない現象というのは
人をワクワクさせ、衝動を起こさせるものです
皆既月食、その変化を見ました
今回は、ブルームーンだそうですね
その満月が、太陽と月の間に入る地球の影になります
私の見た目ですが、左下から欠けて行き
徐々に大きくかけていきました
肉眼で見ていますと、クッキリ欠けた線が見えるわけではなく
なんとなくといいますか、ボヤッと欠けていく感じでした
最後は、右上に線状の明かりになり
月の全てが、影に入りました
真っ暗になるのかと思いましたが
薄暗い丸い月という感じでしょうか、ボヤッとした明るさはありました
私達は、これが皆既月食だと知っています
月に何が起こっていて
光が欠けていく訳も、その仕組みも知っています
月の明かりが全て影のようになっても驚くどころか
楽しむことが出来ます
古代、この現象は、人々にどのように映ったでしょう
月の明かりがどんどん少なくなっていく事
いつもとは違う月を見てどう思ったでしょう
古代は、今よりも自然に敏感だったのではないでしょうか
月を眺めている人も、その時間も今とは違い多かったと思うのです
その人たちにこの現象は、どういうものだったのかと想像してしまいます
長老さんは、何度も経験していて
この現象について語り始めたかもしれません
これは、良い知らせだと言ったでしょうか
暗くなる空を不吉だと言ったでしょうか
自然現象をどのように捉えたでしょう
私自身、何も知らないでこの月を眺めたとしたら
どう感じたでしょう
不吉な事の前触れだと思ったでしょうか
今日の月は変わった月だと何もなかったように過ぎたでしょうか
特別な月だとはしゃいだでしょうか
ついつい皆既月食について
良い悪いという感覚で捉えようとするのも私の癖かもしれません
良い知らせだ、悪い知らせだ
そんな判断ではなく、違った見方も出来るでしょう
色々な妄想を膨らませながら
寒さを忘れた夜でした