心も体も生き生き元気に 

日々の出来事の中から、心と体が元気になるような記事を書いていきます

三千院のお庭に開放されていく

京都、大原三千院。約一年ぶりに参拝しました。

懐かしさを感じながら門をくぐります

いつ訪れても美しいお庭です

残暑厳しい京都ですが、時々風が流れ、涼しさを感じます

冷房が無くても過ごせるのは昔ながらの知恵があるからでしょう

日本の建築や庭づくりに改めて感動します

宸殿から、往生極楽院を望みます

太陽の光に照らされたモミジと一面の苔が美しいです

この日も黙々と庭の手入れをされている方の姿がありました

暑さの中本当にご苦労様です。

お陰様で美しい風景を堪能させていただけます

宸殿、往生極楽院から、金色不動堂へ向かい観音堂

更に観音堂横のお庭へ

 

写真では伝わらないかもしれませんが、

この光景を前に、私は開放されていくように感じました

日々の生活、仕事の中での役割があります

しなければならない、こうしなければならないと凝り固まる自分がいます

自分の思考の世界。自分の価値観の世界に閉じこもってしまう自分

自然の一部として生きていると知ってはいるものの、

日常生活に追われ社会の一部として機能しなければならない

 

空を見上げたり、夕日を見たり、田畑を見たり、自然を感じているつもりが

それらは、自分とは違う世界のように切り離れていたように感じます

それが、この景色を前にした時、つながって行くような気がしたのです

 

閉ざされた自分。固くなった自分がほぐれて開いていく感じでしょうか

目の前が開けていく感じでしょうか

自分が自然の中を生きていると実感すると言うのでしょうか

 

目の前に広がるお庭は、作られたもので自然とは呼べないかもしれません

しかし、この時の私にとって、このお庭は何かを与えてくれるのでした

自然への解放。固まっていないで、感じてごらんと言ってくれるような

 

只々ありがたく、その場の空気感を感じました。

確かに私の心には変化が起きていたのです

ほぐれていくような、解放されていくような、優しをを感じているのです

お庭は人間の手によって作られたものです

だからこそ、自然と人間との融合があるのではないでしょうか

人間と自然とをうまく調和させ、自然へと開いていく力があるように思います

 

お庭の中におかれたお地蔵様

お地蔵さまは人間の手によって作られたものです

ですが、自然に調和し、溶け込んでいます

苔がお地蔵様を、お地蔵様が苔を生かしているように感じます

上手く表現ができませんが、私の中に何かが起きたのは間違いありません

三千院の、また、お庭のエネルギーに感謝です