初めての当麻寺参拝
まず、中之坊へむかいました
すぐに剃髪堂が目に飛び込んできます
このお堂は中将姫さまが剃髪されたお堂で、
「導き観音さま」が本尊として祀られています。
導き観音様はとても優しい雰囲気を醸していらっしゃいます
見つめていますと引き込まれそうです
白毫にあしらわれた石?の白い光
仏様のまなざし
お姿全体から醸し出されている雰囲気
仏様の奥へと続く世界の中へ引き込まれていくようでした
お寺が好きな方の中には仏像が好きな方がいらっしゃるでしょう
仏像はただの彫刻物、美術品ではなく心があるように感じます
その雰囲気に飲みこまれるように惹かれるのではないでしょうか
仏像を作ろうと思った人がいるはずです
仏像を作った人がいます
仏像に祈りをささげてきた多くの人々がいます
その歴史が重なって何とも言えない不思議な世界を作るのでしょう。
単なる像ではなく、その奥には仏が見せる世界が広がっているように感じます
私は、仏像を拝む際、仏像の奥に自分を内観します
自分の中に広がる世界へと入っていきます
それは、自分よがりになるのではなく
仏様とのつながりです
人間の中に広がる世界
それは宇宙だと思います
仏様の奥に広がる世界もまた宇宙です
自分の奥の奥には宇宙が広がり、どこかで仏様の宇宙とつながっていく
そのほんの一部でも感じられたなら
仏像はそうした世界へと引き込んでいってくださいます